【BOOKレビュー】ペップ・シティ スーパーチームの設計図

気になる本
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ペップが監督に就任してより魅力あるチームにパワーアップしたマンチェスター・シティ。それはペップ一人だけの力だったのか?それはNo。この本を読めばそれが分かる。

今回のBOOKレビューは

”ペップ・シティ スーパーチームの設計図”

400ページを超える内容。ペップグアルディオラがマンチェスター・シティの監督になった経緯から、今のシティをどうやって作り上げてきたのかが書いてあります。選手、スタッフのプライベートの部分だったり、あの試合の舞台裏など、公にはされていないシティの中の中まで知れる内容も書かれています。

・人との繋がりや仲間を大切にするペップ。
・仕事に対する異常なまでの姿勢。
・自分たちを信じてやり続けることの大切さ。

この本から学べることは多くありました。
そして、本を読み終えた時には温かい気持ちになれました。

あれ?サッカーの戦術的な話の内容ではないの?
もちろんそんな内容も出てきますが、マンチェスターシティのサッカー戦術に目を向けたのではなく、マンチェスター・シティに関わるにフォーカスした内容になっていました。

この本を読もうと思った理由

・サッカーが好きだから。
・ペップグアルディオラを尊敬しているから。
・シティが好きだから。

こんな動機からこの本を手にとって読み始めました。ペップが好きな私にはもちろん、サッカー好きにはたまらない内容になっていました。サッカーにはあまり興味がない人でも、彼の哲学や、彼の仕事に対する異常なまでの拘りと、それを貫き続ける姿勢は色んな人の背中を後押してくれるはずです。

400ページを超える分厚い内容になっています。ペップシティの中心選手に関するペップのコメントやスタッフからのエピソード、そして選手の生い立ちまで。どんな経緯があってペップが就任することになったのか。どんな経緯があってその選手が移籍してきたのか…本当に濃い内容になっています。

選手やペップだけでなく、クラブに関わるスタッフの話、レジェンドの話、サポーターの話など、普段日の目は中々浴びない、シティを陰で支える人たちの話もまたグッときます。

印象に残った内容

知らなかったペップや選手の印象

この本はシティを密着取材したジャーナリストが書いた内容です。長年密着取材したからこそ分かる、ペップや選手の意外な一面も書かれています。

・ペップはよく車を壊しちゃう?
・ペップの大好きな曲とカラオケの18番
・ロッカールームDJは?
・遅刻常習犯は?
・アグエロはイベント企画担当?

とにかく、クラブの中の中まで知れる非常に面白い内容です。

アルテタの存在

現在アーセナルの監督であるアルテタ。シティではペップの下でコーチとして働いていました。シティでは監督よりもより近い存在として選手と接していたようです。選手にアドバイスをしたり、相談を受けたりとアルテタに助けられた、アルテタに指導してもらって上手くなったと慕う選手たちも多かったようです。

シティの選手たちと、普通に混ざって練習をすることもよくあったそうで、「一緒にサッカーをすることで気づけることがたくさんある。」と指導者としての気付きも得ていたと話していました。

アルテタの人柄の良さ、そしてペップに対する尊敬をすごく感じられました。

早く、シティvsアーセナルの試合が観たい!

シティの制裁ルール

プロのチームでは、チームのルールを違反したら罰があるのはよくある話です。よく聞くのは罰金ですね。しかし、ペップは「選手に罰金を課してもあまり効果はないよ。」となり、シティではペップが就任して以来、その罰則の内容が変化したようです。それがまたペップらしい。そして、チームの結束を高める仕掛けにもなっている。これはサッカーを指導している人たちにとってはいい案になると思います。

罰則の常習犯は、メンディやアグエロ、マフレイズ。

何となく予想が出来る面々ですね。笑

人を大切にするペップ

サッカーの戦術家と知られるペップ。現代サッカーにおいて彼がサッカー界に起こしたイノベーションは多くあります。そんな彼が一番大事にしていることは「」なのかも知れません。

周りに関わる人に感謝しているのがよく伝わります。それを選手たちにしっかり理解させる言動が出来るのもペップのリーダーシップ力ですね。

クラブに関わるあらゆる人とコミュニケーションをとり人を大切にしている。洗濯係、調理スタッフ、ホペイロ、清掃係など陰で選手たちを支えるクラブに関わる人たちに感謝を伝える。時には全員を招待してパーティーをして、日頃の感謝を労う行動もするそうです。監督でもあり、経営者でもあるような姿。

そしてそれを選手たちにも理解させるペップ。こういう人たちのお陰でサッカー出来ている。こういう人たちの支えがあるから我々は強い。そういうマインドを選手たちに伝えるのもまた素晴らしい。

ペップのスピーチを思い出しました。プレミアリーグを優勝した時に、クラブハウスに選手だけでなく、クラブに関わる人を集めて話したスピーチ。この本を読んでからまたこのスピーチを聞くと更に考え深い内容です。

ペップがシティファミリーを大切にするエピソードはこれ以外にもたくさんあります。心が温まります。

少年を大人に。大人を紳士に。

日本ではサッカーは少年を大人にし、大人を紳士にするスポーツと言われます。

シティの選手たちもサッカーを通して大人から紳士へと成長していっている物語が書かれています。ピッチ内でどんどん成長していく選手たち。ペップに求められる要求に応えるためにピッチ内だけではなく、ピッチ外の行動を変えなければいけないと変化していく選手たち。それが大人を紳士に成長させている一つかもしれません。

自分の為からチームの為に。
自分の為から家族の為に。
チームの為から地域に為に。
人種差別を無くす為に。
自分の愛する国を守る為に。

このようにシティの選手たちがペップが就任したわずか数年の間でピッチの中での成長だけでなく、ピッチの外でも成長している様子が伺えました。

それでも、時々ピッチの外で問題を起こしちゃう選手もいますが…笑

最後に。

ペップはサッカー界にあらゆるイノベーションを起こしてきた戦術家です。ペップに私もサッカーにおいて戦術、戦略の重要性を教わりました。しかし、それ以上にサッカーには大切なことがある。それを教えてくれる1冊でした。

ペップは監督であり、経営者。モチベーターであり、組織を一つにするリーダーでもある。そして人にとって一番大切なことは何なのかをしっかり分かっている人格者でもある。

そして、ペップがチームづくりで一番大切にしているのは「」なのかもしれません。感謝と尊敬の念を言葉に行動にできる素敵な人です。

是非、手にとって読んでほしい1冊でした。

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