【帰ってきたラ・リーガ! 】第28節 セビージャvsベティス

サッカー戦術分析
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 2ヶ月?3ヶ月?ぶりにラ・リーガが帰ってきた!徐々に私たちのサッカーのある日常が帰ってきて嬉しい限りです!私も久しぶりのレビューです!試合を観る目も落ちているのは当然。リハビリの意を込めてもサクッと試合を振り返りたいと思います!

セビージャの明確な守備プラン

両チームのスタメンはこんな感じ!

 ベティスはカナレスとアレニャを並べて、両サイドには攻撃力のあるフェキルとテージョを配置して、しっかりボールを握りたい意図があったのかもしれないが、セビージャの明確な守備プランに苦しめられる。

ベティスは後方からボールをショートパスを繋いでビルドアップを試みる。アンカーの21番ロドリゲスがサリーダ(アンカー落ち)で後方を3バックにしてセビージャの守備の基準を迷わせようとしたが、これが上手くいかない。セビージャの明確な守備が素晴らしかった。ベティスがサリーダを用いてビルドアップをするのは恐らくスカウティング済みであっただろう。

セビージャはベティスのサリーダを用いるビルドアップに対して、19番デヨング、21番オリベル・トーレス、5番のオカンポスが3枚へプレスにいく。インテリオールの21番トーレスは攻守で効いていた。配置の噛み合わせ的にアンカーがフリーになるが、そこへはトーレスがプレスにいき、ベティスのインテリオール2枚にも明確なマークが決められており、アレニャとカナレスのボールを持ったら力を発揮する2枚にボールを入れさせなかった。

セビージャの右サイドはオカンポスがCBまでプレスに行くので、ベティスの左サイドが開いてしまうが、そこも明確な守備プランが。右SBのナバスがベティスのSHへ。右SHのテージョへは右CBのクゥンデがスライドしてパスコースを消していき、ベティスへ逃げ道を渡さない。

明確なセビージャの守備プランがハマってるいく。

セビージャの攻撃

後方からのビルドアップが上手くいかなかったのセビージャも似たり寄ったりだった。後方からのショートパスはパススピード共に少しスピード感がないのは否めなかったが、セビージャには守備と同様に明確な攻撃プランは見られた。

密集からのサイドチェンジが狙い

ベティスは一方のサイドに密集を作ってサイドチェンジを行い、サイドからクロスをあげる攻撃の狙いがあった。先ほど述べたようにショートパスでは上手くいかないシーンはあったが、密集を作ってから、サイドに大きな展開を入れる組み立ては機能していた。サイドの活かし方はそれぞれ違っていたのは面白かった。

左サイドは左SBのレギロンが大外の高い位置をとり、左SHのムニルがハーフスペースに入る。セビージャの左サイドは終始攻撃の起点となっていた。ベティスの右サイドのフェキルがしっかり戻って攻撃参加をする左SBのレギロンの対応をしなかったのも原因のだったかもしれない。それは左サイドのテージョにも言える。ベティスは守備に少し課題のある両サイドの課題が浮き彫りになった形。逆にベティスは相手の弱みを上手く突いていたとも言える。

今度はセビージャの右サイド。こちらはオカンポスとSBのナバスが2選手ともにサイドに張る配置が目立った。レーンが被ってしまうのが少し勿体無い気はするが、両選手共に大外でボールを持つとその特徴を活かせるのでしょうがないのかもしれない。両選手共に独断での縦への突破ができるので、特にオカンパスはサイドを突破してクロスをあげてチャンスを作っていた。

そして中央前線には空中戦の強いデヨングを配置しているところにもチームとしての明確なプランが見えた。

密集からサイドチェンジをするのはインテリオールの選手。オリベル・トーレスの展開力は目立ち、攻守で効いていたことを証明していた。チームとしての戦術理解度、成熟度が高いという感想だ。

結局セットプレー

後半に入ってもセビージャペースでゲームが進んでいった。その流れのまま、セビージャがセットプレーから2得点を奪った。

先制点はPK。セビージャのCKでバルトラが肘を入れてしまってPKを与えてしまう。しっかりオカンパスが決め切り先制点。そして2点目もセットプレーから生まれた。セビージャのCK。ショートCKからボールを中へクロス、デザインされたセットプレーから追加点を奪った。中断明けの短い期間で準備してきたのかもしれないが見事なデザインされたセットプレーだった。

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ゴールセレブレーションはガッツリ密集していたのは少しびっくりしました!笑

試合のスコアはそのまま動かずにセビージャがダービーマッチを制した。

終わり

ベティスは後半選手を入れ替えて攻撃を活性化させたい意図はあったが、最後までチームの歯車が噛み合わなかった感じはあった。後半にはピッチに座り込んでしまう選手もおり、最後にはバルトラが足を痛め交代を主張するもすでに交代枠5人を使ってしまった状態に。10人で戦う時間帯もあっただけに、まずはコンディションを整えるのが急務かもしれない。

カナレス、フェキル後半にはホアキンやスソといった攻撃陣のタレントは豊富。中断前のレアル戦で勝利をもぎ取った攻撃力があるのも納得なだけにそこは勿体無い。ウィリアン・カルバーリョは元気なのかな?サリーダやるんだったら、彼の攻撃センスは面白かったなと個人の意見です。

セビージャは中断明けだが、チームとしての戦術の完成度は非常に高かった。交代枠も5枚使い、途中から入った選手たちも自分たちの役割をしっかりこなしていた。ゴールセレブレーションでの喜び方からもこのダービーマッチにかける思いが伝わり、心身共にコンディションは良さそうだった。

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両チーム共に短い期間の中でラ・リーガ再開に向けて準備をしてきて試合を見せてくれたことにまずは賞賛を送りたいです。私たちサッカーファンの楽しみをまた一つ取り戻してくれて本当にありがとうございます。これからも選手・スタッフ、運営者には病気や怪我にならないことを祈りつつ、トップコンディションに戻った選手たちの試合をみたいですね。ラ・リーガが小さくも確かな一歩を踏めたことが本当によかったです。

さぁ、早起きの日々が戻ってきましたね!

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