【ELラウンド32】 チューリッヒvsナポリ

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サッカー戦術分析
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CLラウンド16、ELの決勝トーナメントが開幕した。
ここから各国のプライドをかけた戦いが毎週始まった。毎朝早起きする人が増えるだろう。
僕もその1人だ。自然と試合が観たい!というモチベーションからか起きられてしまうんですよね。

そして今回はチューリッヒとナポリの試合を観てみた。
ナポリにとっては色々メッセージが込められた試合になった。
怪我で長期離脱が決まったアルビオルへ捧げる2点目。
ナポリのバンディエラ、ハムシクの退団が正式に決まった後、最初のゲームとなった。
そういう事もあったのか、ナポリは気持ちのこもったゲームになった。

大勢の熱いナポリファンもチューリッヒへ↓

スタメンはこちら

スタメン

チューリッヒは4-1-4-1。ナポリは4-4-2。ナポリはどこを起点にして攻めたと思いますか?4-1-4-1だとよく使われるエリアです。
そうです、アンカーの脇です。17番バングラの脇ですね。

まずはやっちまったチューリッヒをどうぞ

やっちまったチューリッヒ

前半12分ナポリのハイプレッシャーに捕まり、チューリッヒはゴールキーパーがボールをミリクに奪われる。最後はインシーニにゴールを奪われる。なぜゴールキックを繋いだの?だってナポリは前からチューリッヒの3人はめてにきているのに、何でショートパスを繋いだのかな?ナポリが前からガンガンハイプレッシャーを掛けてくるのは試合始まる前から分かっていたはずだし。
ナポリのチームの色だからね。
シンプルに前線にゴールキックを蹴ればよかったのではと思ってしまう。チューリッヒにとっては非常に勿体無い失点になった。

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ワンカー脇が使い放題

ナポリは意図してアンカー脇を起点に攻撃を繰り広げた。
インシーニが前線から落ちてそこのスペースを使ったり、カジュホンとジェイリンスキーが中央に入りアンカー脇に入り縦パスを受けた。前半は本当に使い放題。使われ放題状態だった。

ナポリのいいところは、相手にパスの出どころを複数用意し、迷わせる事だろう。選手の関係性や配置によって相手を撹乱させる。
今回に限っては、チューリッヒのアンカー脇を使う意図があるのだが、それじゃあ、アンカー脇を埋めればいいじゃん!となるがそうならないシステム、配置になっているのだ。中央に誰かが入れば、大外のレーンにも必ず選手がいる事。大外もあるよと促す配置によって、アンカーの前の4枚とDFラインの4枚はどちらに行けばいいんだ?と迷ってしまう。中央を締めれば外を使う。中央に集めては外を使う。右に集めたら一気に左サイドチェンジ。ボールと人を動かしチューリッヒのDFをぶっ壊していった。

当たり前のことを当たり前にやっているだけなのかもしれないが、ピッチに入って平面的にピッチや、相手、ボールを観るとどこか忘れ去ってしまう事なんですよね。
ボールに人が集まる。中央を使えば外があく。右を使えば左があく。ゴールに近づくほど相手は中央を締めてくる。etc…
サッカーの原理原則?そういうことをナポリの選手は一人一人しっかり理解しながらプレーしている。

それを可能にする一つは配置だろう。ナポリの選手は相手と味方を観ながらポジションをとる。
ジェイリンスキーが絞れば左SBのグラムが大外へ。カジュホンが大外に出れば、右SBのマルキュイが中央へ入るetc…
それがどんなことを意味するのか?ポジションが被らないだけで、パスコースが一つ増える。相手が迷う要素が一つ増えるということ。
チューリッヒの選手はどんどんボールを奪えなくなり、攻めこまれていった。

それが見事に表現されたのが2点目のゴールだろう。

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アルビオルに捧げる2ゴール目

ファビアンルイスのTwitter

カジュホンが2点目を奪ってからのゴールパフォーマンス。
この試合前に怪我で検査をしていたアルビオルの結果がでた。長期離脱になることが分かった。
それを励ますべく、アルビオルの背番号33を同じスペイン人のカジュホンとF・ルイスがやったのかな?と勝手に憶測しています。
こういうナポリのチーム愛が本当に好きです。

グラムが大怪我で離脱した時はみんなでユニフォームを着たり。
クリバリがインテル戦で人種差別の扱いを受けた時には、選手そしてサポーターがクリバリを援護するツイートをしたり、スタジアムでファンがクリバリのお面を被って応援したりと…エピソードはもっとあるでしょう。
本当にいいチームだなと。

チューリッヒ修正した後半

チューリッヒはハーフタイムで10番のオデイを投入して、システムを4-2-3-1に変更して、中央を締める配置に変更した。上で挙げたアンカー脇を埋める対策だろう。それが効果的な変更になった。ナポリの攻撃を停滞させることに成功し、徐々に攻撃をする時間を増やしていった。10番のオデイが1•5のポジションに入ることで、ナポリの2ボランチの間で受けたり、一つ下に落ちてきて、数的優位を作り攻撃の起点になった。なぜ最初からこうしなかったのかなと。2レグではこの配置で挑むかもしれない。

しかしいい流れできていた中で、ナポリに3失点目を食らって万事休す。
最後にPKで維持のゴールを返すが、ホームチューリッヒにとっては非常に苦しい状態になった。

ハムシクの願い

この試合の前にハムシクの正式の退団がアナウンスされた。
ハムシクがファンへのメッセージを自分のSNSを通して伝えた。そして最後にはヨーロッパリーグを奪って欲しいと書かれていた。
ナポリのバンディエラ・ハムシクの願いを叶える戦いがここから始まった。ハムシクの為にトロフィーを獲りにいくぞ!とチームの士気は高まっただろう。

そして、ありがとうハムシク!
あなたはハムシクの象徴です!

インシーニのTwitter
クリバリのTwitter
アンチェロッティのTwitter
試合結果
ELラウンド32 1stレグ
チューリッヒ 1ー3 ナポリ
得点者
チューリッヒ:コロリ
ナポリ:インシーニ、カジュホン、ジェイリンスキ
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