【ペップの意図を想像する面白さ】プレミアリーグ第5節 マンチェスター・シティ×サウサンプトン

サッカー戦術分析
この記事は約6分で読めます。

サウサンプトンのアグレッシブでコンパクトなプレッシングにシティは苦しんだ。チャンピオンズリーグのライプツィヒとの乱打戦から僅か中2日でシティはプレミアリーグを迎えた。今シーズンも当然の事ながら過密日程。11人だけでは戦えない日程。厚い選手層が必要になってくる中、シティも後方の選手の怪我人が多くなっているの。この後どんな影響が…

Embed from Getty Images

サウサンプトンは実に彼ららしい戦いぶりを見せた90分。シティに見えた新たな課題。それでは簡単ではありますが試合を振り返ってきましょう!

セインツのコンパクトプレス

セインツはサウサンプトンの愛称。

セインツはシティのビルドアップに対して縦幅、横幅を非常にコンパクトな陣形でプレッシングをかけた。そのプレッシングは終始シティを苦しめ、何度もシティ陣内でボールを引っ掛けてショートカウンターからチャンスを演出。またショートカウンターへ繋げられなくとも、シティのビルドアップの邪魔に成功し、シティに流れを完全に奪われることはなかった。

Embed from Getty Images

シティはこの試合も、今季からトライしている両SBがインサイドに絞って、後方を2-3の5角形の形でビルドアップを試みた。それに対してセインツは4-4-2をベースに中央を圧縮し、幅をとるWGへも積極的にプレッシングに出た。

シティのインサイドに絞るSBにはSHが監視。CBから大外のレーンで幅をとるWGにボールが入るとSBがプレッシング!中央をコンパクトに、縦幅も狭く、非常に前のめりのプレッシングでシティのビルドアップを邪魔していた。

しかし、配置の噛み合わせ上、セインツは中盤が数的不利になる。

そこでベルナルドとギュンドアンへは2CBのどちらかが前に出て彼らを捕まえるシーンも。ボールサイドに集まるセインツのプレッシング。シティはボールサイドから逆サイドにボールを横断できるとチャンスになるが、それよりもセインツのプレッシングがシティのボールを引っ掛けてショートカウンターを仕掛けるシーンが多かった。

後半に入るとシティ陣内で何度もボールを引っ掛けて決定機を作り出した。特にシティはインサイドに絞るSBがボールを引っ掛けた。セインツの狙い通りだっただろう。開幕のスパーズ戦でも見受けられた光景。

セインツのビルドアップ

セインツはボール保持でも自分たちのプラン通りにボールを前進させるシーンもあった。

セインツはボールを保持すると両SBが高い位置に上がり、全体の構造を少し変えてシティのプレッシングを搔い潜った。

SBが高い位置に上がることで、SHがインサイドに絞ってハーフレーンでボールを受ける。シティは中盤2枚、もしくは4枚なので2ボランチの脇でCBから縦パスを受けて前進に成功するシーンも。後方は2CBに加えて中盤センターのロメロが列を降りて、もう1人の中盤センターのウォード=プラウズを頂点に菱形を形成し、シティのプレッシングのズレを作ってボールを前進するシーンも!

集めた先は?

セインツのコンパクトなプレッシングに終始苦しめられたシティ。しかし、それは自分たちの配置や戦術でそうさせたとも言える。アンカーを含めた後方5人がコンパクトに5角形を作り、ビルドアップを試みシティ。それにより中央に数的優位を作る。そして相手を中央に集める狙いもあるはず。自分たちが意図的に集めたのか、相手が集まったのかは分からないが、結果として「中央に集まっている」状況は出来ていた。

セインツが圧縮、前のめりになることで奪われる時間とスペースがある。しかし、それと同時に生まれる時間とスペースが現れる。そこをもう少し使えていたら…

そこを使う為の、後方5角形ブルドアップの配置ではないのか?と思うシーンもあったが、セインツの圧力が見えなくさせたのかもしれない。

こんな形でセインツのプレスを交わすシーンも!これをより再現性持って出来れば結果は変わったのかもね!

ペップの意図を想像するのが面白い!

開幕から今シーズンペップがチャレンジする形が少しづつ見えてきた。それはまた、別の記事でより深く書こうと思うので、是非お楽しみに。メリットも生まれている一方、デメリットも浮き彫りとなっている。

毎試合新しい発見があり面白い。対戦相手も、シティには特徴があるからこそ色んな対策をしてくる。対戦するチームの色も踏まえてペップの頭を苦しめるやり合いが非常に面白い。しかし、そこに即座に答えを出すペップであり、シティの選手たち。答えを出せない試合もあり、その”もがき”もまた非常に面白い。

Embed from Getty Images

この試合でもベルナルドとギュンドアンの立ち位置を入れ替えたり、スターリングとジェズスの立ち位置を変えたり。後半頭に中盤の並びを変えたり、選手交代をしたり。

監督がペップということで、何気ない事にも絶対意味がある!とその意図を汲み取ろうと試合を見るのもまた非常に面白いのだ。

この試合のように、シティファンにとってはストレスがたまる試合もあるが、こんな側面でサッカーを見るのはやっぱり面白い。そうやって次節の試合が楽しみになるんだよね…ペップが次はどんな狙いを持って試合に挑むのか…

試合が待ち遠しい。。。

この記事の感想について、Twitterなどでシェア頂けますと励みになります!ご感想待っております!YouTubeのチャンネル登録もお願いします!

YouTube を引き続きご利用いただく前に

コメント

  1. 高梨百合 より:

    初めまして。
    問い合わせフォームがありませんでしたので、こちらからご連絡いたしました。
    記事執筆のお仕事の依頼をしたいのですが、当方のアドレスにご連絡を頂けないでしょうか。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    • inamo27 より:

      初めまして。ブログ拝見ありがとうございました。承知いたしました。アドレスへの連絡いたしましたので、よろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました