【物静かな90分】チャンピオンズリーグ グループE 第1節 ディナモキエフ×ベンフィカ【サッカー戦術分析・レビュー】

サッカー戦術分析
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チャンピオンズリーググループEのもう1試合バルセロナ×バイエルンと違い、なんだか物静かな90分だったように感じた。

しかし、その中にも明確なプランを持った両チーム。配置で効率よくボールを前進させるベンフィカ。最後は中央。ペナルティエリアへは侵入を許さないディナモキエフ。

それでは簡単ではありますが、試合を振り返っていきましょう!

配置優位を活かすベンフィカ

両チームのスタメンはこちら。

ホームのディナモキエフは4-4-2ベース。前線の2トップは縦関係になるシーンも。対するベンフィカは3-4-3ベースの配置。

想像してほしい。4-4-2と3-4-3を噛み合わせた時に、プレッシングがかかりにくエリアが発生する。ベンフィカの最終ラインに対してはディナモキエフは2トップ。よってベンフィカはバックラインの3人には比較的フリーでボールを持てる猶予が与えられ、終始ベンフィカがボールを握る展開となった。

またベンフィカのWBが高い位置に上がり、前線に厚みと幅をもたらした。ディナモキエフは4バックなので、大外を駆け上がるWBは比較的フリーとなる構造に。そこも活かしてベンフィカは高い位置をとるWBまでボールを供給し、ディナモキエフのゴールへ迫るシーンを作っていった。

ベンフィカはWBで幅をとったまでは計画通りだったが、そこから先ペナルティエリアへは中々入れなかった。ディナモキエフが4バックの弱点をしっかり抑える事でペナルティエリアへの侵入を許さなかったのだ。

ディナモキエフのチャンネル封じ

4バックの弱点の1つとして、幅を取られた時にSBがサイドにつり出されて、CBとSBの間(チャンネル)に大きなスペースが生まれ、そこへ侵入される事だ。ベンフィカもWBが大外の幅をとった時に、2シャドーが斜めにチャンネル(SBとCBの間のスペース)へ走って崩す狙いを持っていた。

ディナモキエフも幅を自陣深くで取られても、そこから中央への侵入は許さなかった。チャンネルへ走るシャドーには中盤センターの選手がしっかりついていく。もしくはCBがボールサイドにスライドして、スライドして開いたスペースには中盤センターの1枚が最終ラインに落ちて5バックを形成して、ベンフィカのチャンネル侵入を防ぐことに成功した。

渋い90分

終始ベンフィカがボールを握る展開で配置の優位を活かし、サイド深くにボールを前進させるもそこから先に行けなかった。ベンフィカにはアイディアや連携、もしかしたら質がもう一段階必要だったかもしれない。そん中でもラファ・シウバのスキルは突出していた。独断で違いを出せる選手。主戦場はインサイドハーフだが、サイドに流れてドリブル突破から相手陣内へ切り込む。最後は負傷交代してしまったが、何かやってくれる雰囲気を最後まで醸し出していた。

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それでもディナモキエフの堅守を最後まで攻略できなかった。サイド深くを攻め込まれるシーンもあったが、最後は組織的に中央を封鎖し決定機を与えなかった。流石堅守を誇るウクライナ代表選手が多く在籍するディナモキエフと言ったところだろう。

この2チームにとってこの試合は勝ち切りたかったはず。彼らが対戦する2チームはバルセロナとバイエルン。バイエルンは1つ2つ頭が抜けている感じだが、バルサとの試合は少し面白くなりそうな予感がある。次節も非常に楽しみだ。

オタメンディ健在!

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闘うオタメンディ。パスを引っ掛けてカウンターを受けるオタメンディ。マンチェスター・シティの試合をよく観る人にとってはなんだか懐かしい光景だった。チームはリーグ戦6連勝と彼の力がベンフィカに与える影響は大きいはず。バルサ、バイエルンとのビックマッチでどんな働きをするのか楽しみの1つ。バチバチに闘って欲しいし、セットプレーからゴールを叩き込んで欲しい!

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