【パリはパリらしく。メッシはメッシだった。】チャンピオンズリーグ グループA パリ・サンジェルマン×マンチェスター・シティ

サッカー戦術分析
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マンチェスター・シティはプレミアリーグチェルシー戦のあの熱戦から僅か中3日で、今度の相手はフランス王者のパリ・サンジェルマン。何というスケジュール。これぞヨーロッパサッカー!

この一戦は昨シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝のカード。その時は2戦ともマンチェスター・シティに軍配が上がったが今回はどんな結末に?

パリの前線にはネイマール、ムバッペ、そしてメッシの3トップ。何と豪華な…

それでは簡単ではありますが、試合を振り返っていきましょう!

大外からどう攻略するのか?

両チームともに、相手に押し込まれると4-4-2のブロックを形成する。中央をしっかり固められ、両チームともに3トップに対して4バックで数的優位を保ちながら守れる利点がある一方、最終ラインの大外のエリアにスペースが生まれる。

パリはポジションをあげたSBが。シティは幅をとるWGが大外のエリアでボールを受けると一気にゴールに迫れる構造が出来上がった。ボールサイドに両チームともに人をかけて、圧縮してプレスをかけに行くので、当然ボールを逆サイドに展開すればチャンスが生まれる。

両チーム4-4-2の大外からどう攻略するのか?どう守るのかがキーとなった前半だった。

両チームともに、しっかりその優位性を活かしながらゴールへ迫っていった。そこをより結果に結びつけたのはホームのパリだった。

右SBハキムが高い位置に上がり大外でボールを受けると、左SBカンセロをつり出す。そして生まれたSBとCBの間のスペース(チャンネル)にムバッペが走りペナルティエリアの脇のスペースへ侵入。クロスをマイナスに折り返し、最後はゲイェが押し込み先制ゴールを試合早々奪ったパリ。

4バックの弱点を上手く突いた(SB釣り出してチャンネル開ける)先制ゴールだった。

シティの攻略法は?

先制点を奪われたシティだったが、ゴールに迫る過程までは相手の構造をしっかり見極めて前進するプレーは流石だった。

ビルドアップはアンカーのロドリを活かして2CBとボールを動かしたり、ロドリが2トップを引きつけてシティの2CBをフリーに。フリーとなったCBラポルトから右の大外で待ち受けるマフレズへチェンジサイドが入り前進していった。4-4-2でボールサイドへ圧縮する相手に対して大きなボールでチェンジサイドは非常に効率的だった。

大外レーンでWGがボールを持つと、ペップシティお得意のポケット侵入。チャンネル(CBとSBの間のスペース)攻略を幾度も見せてパリのゴールへ迫っていった。

前半の終盤まで左のIHにはデ・ブライネが。右のIHにベルナルドが配置されていたが、大外でWGがボールを受けるとパリのSBとマッチアップするシーンが多くなり、これはベルナルドとデ・ブライネの立ち位置を逆にした方が良さそうと思っていたら、案の定ポジションを入れ替えたシティ。

ハーフタイムを境に大外からの斜めのボールでのポケット侵入やチャンネル攻略は目立ち、マフレズからポケットへ侵入するデ・ブライネへパスが入り、クロスをあげるシーンが増えていった。

左サイドはグリーリッシュが多くのタメが出来ることで、相手のSBだけでなくカバーに入った中盤まで引きつけることで、バイタルエリアを開けることに成功。そこへ横パスを入れてクロスや、シュートをお膳立てするシーンも作り出した。

シティは両サイドから崩しの形を示すも、最後までパリのゴールを奪えなかった。

パリの戦い方。そしてメッシ。

パリはシティからどうゴールを守ったのか?

シティに押し込まれると試合の初めこそネイマールがサイドに戻って4-4-2の形を形成したが、試合が流れるにつれて、メッシ、ネイマール、ムバッペは前線に攻めのこり、残りの4-3ブロックでシティの攻撃を最後は中で待ち受ける形をとった。

パリは、大外のレーンで待つグリーリッシュやマフレズにボールが入るとSBに加えて、IHに入ったゲイェやエレーラがサポートに入り2vs1を作る。数的優位でボールを奪う目的に加えて、最悪縦に運ばせてクロスを上げさせるプランがあったように感じる。そしてクロスはGKドンナルマンを中心に跳ね返し、前線で待つ3トップでカウンターを仕掛ける流れを後半作り出した。

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そしてシティには重すぎるカウンターから、メッシの実にメッシらしいゴールで2点目を奪ったパリがこのビックゲームをモノにした。

もう一試合ある楽しさ

週末にチェルシー相手に素晴らしい戦いを見せたシティだったが、このゲームはパリに軍配が。パリが実にパリらしい勝ち方でシティを嘲笑ったようなゲームだった。しかし、まだCLのグループリーグ第2節。このビックカードはもう一試合ある楽しみ。CLの醍醐味。

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やられっぱなしでペップシティが終わるはずがない。リベンジできる舞台がすぐ11月に。次はセルヒオ・ラモスも帰ってきて更に銀河系軍団感を増したパリをホームで迎えてリベンジしてほしい。また1つ倒したい相手が出来た楽しみ。

そして週末にはリヴァプール…しかも舞台はアンフィールド。しかも首位のリヴァプールと2位のマンチェスター・シティ。リーグも始まったばかりだが、首位攻防戦の天王山という事で白熱必須だろう!

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パリに負けた悔しさも残るが、ペップシティの選手たちは切り替えて次のリヴァプールを見据えているはずだ。

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