【巡るチャンスをその手に】プレミリーグ第12節 マンチェスター・シティ×エヴァートン【サッカー戦術・分析・レビュー】

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代表ウィークが明けて久しぶりのプレミアリーグ。代表での戦いで傷を負った状態でクラブに戻る選手たちも。その影響をマンチェスター・シティも受けた一つのクラブだ。その選手がデ・ブライネだ。コロナの陽性反応が出てしまったようで、10日間の自主隔離が言い渡されこの試合は出ることが出来ない。またグリーリッシュも万全の状態では無いようで彼もベンチ外となった。

しかし主力選手たちが不在となれば、出場チャンスが訪れる選手も。そんなチャンスをマンチェスター・シティでくすぶるアタッカーや若き戦士たちが活かし、チームの結果に大きく貢献した。

それでは簡単ではありますが試合を振り返っていきましょう!

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プランが崩れたエヴァートン

エヴァートンはアウェイの地に乗り込み、ペップシティに長い時間ボールを握られることを想定したプランを持っていた。そこで重要になるのがカウンター時の独断でボールを収めたり、突破のできる選手となる。

この試合そんな役割を担っていたのはFWリシャルリソンと、今季からエヴァートンに新加入した好調WGグレイだったはず。自陣にブロックを敷いて彼らの力でカウンターからの攻勢を狙っていたはずのエヴァートンだったが、そんなプランが試合開始15分で崩れてしまった。

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自陣から左サイドのグレイにボールを届け、彼の突破力から左サイド深くまでボールを持ち込んだエヴァートンだったがそのプレー後にグレイがピッチに座り込み、負傷交代となってしまった。

彼が試合終了までピッチに立っていれば結果は少しは変わったのかもしれない…それほど、少ない出場時間でもペップシティに脅威を与えそうなプレーや雰囲気を醸し出していた。

順足WGを並べたマンチェスター・シティ

この試合マンチェスター・シティの左ワイドには左利きのフォーデンが。右ワイドには右利きのスターリングが配置された。順足WGが両ワイドに並べられたことを考えると、この試合のペップのゲームプランが少し伺えるはずだ。

順足WGに求められる役割は縦へのドリブル突破。または大外から中の斜めへのスルーパス。案の定フォーデンとスターリングはワイドでボールを受けると再三縦へのドリブル突破からクロスを上げ続け、大外からの斜めのスルーパスでエヴァートンのゴールを脅かす役割を果たしていた。

そして順足WGが大外に待ち構えることでエヴァートンの4バックは横に広げられ(CBとSBの間のポジションが開く効果も!)、エヴァートンのSHを守備に加勢させることに繋がった。それにより開くスペースがハーフスペースだ。そこに入ったのがカンセロとウォーカーのSBだった。

ハーフスペースでボールを受けたシティのSBは逆サイドのポケット目掛けてファークロスをあげることも一つの狙いだった。そしてその狙い通りだったのが先制ゴール。こぼれ玉を回収したカンセロが左のハーフスペースから、とんでもないアウトサイドクロスを逆サイドポケットへ供給。これに反応したくすぶるアタッカースターリングが抜け出しダイレクトシュート。これが見事にエヴァートンの守るゴールに突き刺さり先制点を奪ったシティ。思わず息を飲む本当にハイクオリティのゴールが決まった。

点数まで取り出したロドリ

先制ゴールを奪ったマンチェスターシティ。その後も圧倒的にボールを握りながらエヴァートンを押し込んでいった。圧倒的にボールを握り相手を押し込むことには高い攻撃技術が必要。それと同時に即時奪還能力が求められる。チームのトランジション意識や連動性も同時に求められる。そこでこの試合圧倒的にエヴァートンのカウンター機会を奪っていたのはアンカーのロドリだった。

地味ではあるがその相手のカウンター機会を潰すほど二次攻撃の回数は増え、より相手を押し込む時間も長くなる。今季より輝きを放つロドリだが、この試合もロドリは大いに効いていた。ボールに触れれば少ないタッチでボールをサイドにさばいて相手を揺さぶり、味方に時間とスペースを与える。

そしてこの試合ロドリはゴールという最高な形でチームに貢献してみせた。先制ゴール同様にスーパーなゴールが生まれた。バイタルエリアに溢れたボールをロドリが走り込み強烈なミドルを突き刺してみせた。

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今季いろんなタスクをハイレベルでこなせるようになっているロドリ。ペップが求めるフットボールの体現者になりつつある。

マンチェスター・シティの宝がまた一つ、二つ

この試合サプライズの一つのなったのは間違いなく、アカデミー出身者の19歳パルマーの先発起用だっただろう。

今季トップチームに帯同する若きシティの宝が先発起用のチャンスを掴みとり、のびのびと世界最高峰の選手たちと堂々たるプレーを披露した。この試合ワントップに入り偽9番の働きをみせた。

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周りの選手の立ち位置に合わせてしっかりポジションを取っていたのは印象的。そして狭い局面でも難なく技術を発揮し、決定的な仕事を見せるシーンも。相手のゴールを脅かすエリアでボールを引き出し、3点目のベルナルドのゴールのきっかけも彼からのシュートだった。

そしてシティの未来を担う宝がまた一つプレミアリーグのピッチに舞い降りた。ジェームズ・マカティー。

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パルマー同様の19歳のレフティー。少ない出場にも関わらずにホームのサポーターにインパクトを与えるプレーも。レフティ独特なボールの持ち方や間合いでペナルティエリアへ侵入し、ゴールへの匂いを醸し出してみせた。

フォーデンに続き、アカデミーの選手がどんどん成長し、トップチームデビューを果たすのは嬉しいし、新たな楽しみだ。

おわり

主力選手が不在の影響を感じさせないチームの層の厚さを見せつけたペップシティ。チャンスをもらった選手が仕事し、シティの未来たちが躍動するゲームをみれて非常に面白かった。

さぁミッドウィークはチャンピオンズリーグvsパリ・サンジェルマン戦。前回やられた相手!さぁリベンジをかけたビックゲーム!世界最高峰の戦いが見れるはず!非常に楽しみだ!

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