皆さんのお気に入りの海外チームはありますか?
私は今シーズンもペップシティの試合を中心に欧州サッカーを観戦しております。今シーズンも新たな戦いぶりを見せてくれているペップシティ。ペップの絶え間ない探究心。そしてそのチャレンジに挑み続けるマンチェスター・シティの選手たち。
Embed from Getty Imagesそんな戦いぶりを忘れないためにも、しっかり書き留めておこうではないか!と言う気持ちも込めてペップシティの定点観測をしていこうと思います!今回はPART②と言うことで、プレミアリーグ第8節から第22節までの戦いぶりを振り返っていきましょう!
PART①はこちら!
5連覇の夢途絶える
死闘を繰り広げたアンフィールドでのリヴァプール戦を終えて。代表ウィークへ突入。ワールドカップ出場の切符をつかむべく、マンチェスター・シティの選手たちも自国の為に奮闘していた。2週間の代表ウィークが終わり戻ってきた選手たちには休む間も無く、今度はクラブでの試合はやってくる。リヴァプール戦後に行われたプレミアリーグ第8節vsバーンリー戦、第9節のvsブライトン戦でしっかり連勝。確実に勝点を積見上げる。
リーグ戦と併用してカップ戦が行われる過密日程なのが現代サッカー。マンチェスター・シティは全ての大会で勝ち上がることも多く、1週間に2試合行うことがもはや普通の感覚になっている。
その複数あるカップ戦の中で、マンチェスター・シティが4連覇をしている大会がある。それがガラバオカップだ。そして前人未到の5連覇に向けて挑んだ今季。しかしその夢はシーズン序盤の10月に途絶えることとなった。
この時期絶好調だったウェストハム・ユナイデットとラウンド16で対戦。シティがボールを握り、ウェストハムがカウンターを狙う試合の構図となった。押し込んだマンチェスター・シティだったが、最後までウェストハムの堅守を壊すことができず、この大会の規定により延長戦なしの即PK戦へと。
マンチェスター・シティの1人目フォーデンがPK失敗。
Embed from Getty Images両チーム合わせてPKを失敗したのはこのフォーデンのキックだけだった。それによりマンチェスター・シティの敗退が決まり、ガラバオカップ5連覇の夢が途絶えた。
怒涛の連勝街道
ガラバオカップの敗戦のショックもあったのか、次の試合のプレミアリーグ第10節vsクリスタル・パレス戦。今季監督に就任したパトリック・ヴィエラのカウンター主体のゲーム運びに苦しめられ、前後半1点づつゴールを奪われ、ホームで0-2の敗戦。プレミリーグ第10節で早くも2敗目となり、上位のチェルシー、リヴァプールに勝点差を開かれてしまった。
しかし、ここからマンチェスター・シティは怒涛の勢いで勝星を重ねていった。昨年のこの時期も年末年始に一気にギアを上げて、連勝街道を突っ走った事はマンチェスター・シティファンには記憶に新しいかもしれない。
プレミアリーグ第11節。マンチェスター・シティは最大のライバルの敵地オールドトラフォードに乗り込んでいった。マンチェスター・シティが前半からギアをフル回転。圧倒的にボールを握りあっという間に2点を奪いさった。この日マンチェスター・シティが通したパス数は800を超え、後半は無理をせず試合を終わらせた。最大のライバルからもぎ取ったこの勝利を狼煙に、マンチェスター・シティが連勝街道へ突入していった。
プレミリーグ第12節vsエヴァートン
けが人や体調不良も重なりシティの新たな至宝が先発出場。偽9番として19歳のアカデミー出身のパーマーがスタメン抜擢。
試合も3得点を奪う快勝。内容でもエヴァートンに何もやらせず圧倒した。
プレミアリーグ第13節vsウェストハム
ガラバオカップの雪辱を晴らした。選手の気迫やプレーぶりも素晴らしかったが、この試合のMVPはグランドキーパーだった。試合前に降り注いだ雪はピッチを真っ白に。前半ボールが見えないほどの強さで降り注いだ雪。そんなピッチコンディショをハーフタイムの僅かな時間でマンチェスター・シティのグランドキーパー達がピッチを緑へ復元させていった。
ギュンドアンのゴールで先制し、最後はフェルナンジーニョのゴールで逃げ切り3連勝を飾った。
プレミリーグ第14節vsアストン・ヴィラ
シーズン途中に就任したジェラード監督率いるヴィラパークに乗り込んだマンチェスター・シティ。この試合はいつもの4-3-3ではなく、4-4-2で挑んだ戦術が新鮮で面白かった。W偽9番と言わんばかりに、2トップが自由に動き回り、ヴィラのプレスを空転させた。

前半2点を奪ったマンチェスター・シティ。後半早々にアストン・ヴィラにセットプレーから1点を奪われ、ホームの後押しを受けたチームにマンチェスター・シティも大いに苦しめられた。しかし奪われたのはこの1点のみ。マンチェスター・シティが逃げ切りリーグ4連勝を飾った。
プレミリーグ第15節vsワトフォード
この日3トップにはイングランド代表三銃士が並んだ。終始ワトフォードを圧倒し3-1でアウェイの地でリーグ5連勝を飾った。
プレミアリーグ第16節vsウルブス
今季堅守を誇るウルブス。5バックのブロックにマンチェスター・シティはゴールをこじ開けられない。しかし前半終了間際にウルブスのエースヒメネスが退場。1人多くなったマンチェスター・シティだが、これが逆にウルブスの意識はゴールを守る方へ。しかし後半押し込み続けPKをゲット!これをスターリングが決め切りリーグ6連勝!
プレミアリーグ第17節vsリーズ
鬼才ビエルサ監督率いるリーズに昨シーズン、ペップはプレミアリーグで勝てなかった。そんな鬱憤を晴らすかのように、この日のシティは猛攻を仕掛けた。マンツーマンベースのビエルサリーズに対して、「CBの運ぶドリブル」から効果的に前進。終わってみれば7得点を奪いリーグ7連勝。
プレミリーグ第18節vsニューカッスル
この日もマンチェスター・シティの攻撃力の火力は弱まらなかった。前半後半2点づつを奪い4得点の大勝を見せた。しかしペップは特に前半戦の戦いぶりに満足していない様子で試合後「今季の中で一番悪い前半だった」というコメントを残した。いくら連勝を重ねてもおごらない。僅かな緩みも見せないペップシティの強さを伺えた試合にもなった。
プレミリーグ第19節vsレスター
この試合は両チーム合わせて9得点の乱打戦となった。マンチェスター・シティが猛攻を仕掛け4得点を奪いさった。しかし、そこからレスターの天才マディソンを起点に3点を奪い返す。どんどん試合がオープンにスピードアップする状況、次のゴールを奪ったのはマンチェスター・シティだった。3失点の後再び2得点を奪い6-3で勝利したマンチェスター・シティが9連勝を飾った。
プレミアリーグ第20節vsブレントフォード
2021年最後の試合となったブレントフォード戦。今季昇格したチームながら自分たちの色を全面に出し奮闘するチームに、マンチェスター・シティも手を焼く時間が長く続いた。しかしデ・ブライネの絶妙クロスからフォーデンがワンタッチで合わせて奪った虎の子1点を守りきり、2021年度を10連勝で締めくくったマンチェスター・シティ。
Embed from Getty Imagesプレミリーグ第21節vsアーセナル
2020年初試合はホームにアーセナルを迎えてのペップvsアルテタの師弟対決となった。この試合までのアーセナルの調子は絶好調。その勢いそのままにアーセナルがマンチェスター・シティを押し込んで先制を奪う。苦しい状況となったマンチェスター・シティだが右サイドを起点にベルナルドがペナルティエリアへ侵入しPKゲット。これをマフレズがきっちり決めて同点。その数分後にアーセナルのCBガブリエルが退場と一気にゲームの流れはマンチェスター・シティへと傾いた。
しかし守りを固めるアーセナルにゴールを奪えずにドローと終わる流れもあった中、後半ロスタイム!ゴール前になだれ込んだロドリが逆転決勝ゴールで劇的勝利をもぎ取った!これで連勝を11に伸ばした。
プレミアリーグ第22節vsチェルシー
プレミアリーグ22節にして早くもこのビックカードの第二ラウンド。このビックカードがプレミアリーグで早々になくなってしまう寂しさはある。首位シティ、2位チェルシーで迎えたこの一戦。チェルシーは是が非でも勝利が欲しい状況の中、ペップシティがそれを嘲笑っていった。後半デ・ブライネがドリブル突破から豪快なミドルをチェルシーのゴールに突き刺し、シーズンダブル達成!12連勝で代表ウィークへ突入。
リベンジマッチ
プレミアリーグ、国内カップそれと忘れていけないチャンピオンズリーグ。チャンピオンズリーグの予選リーグではしっかり通過を果たしたマンチェスター・シティ。そしてCLグループリーグ第2節で敗れたパリ・サンジェルマンにも第5節にはリベンジを達成!
厳しいグループAを首位通過を果たしたマンチェスター・シティ。アドバンテージを持ってラウンド16を戦えるメリットも!
シーズンは中盤に差し掛かり、チームの置かれている状況が浮き彫りになり、シーズン序盤に掲げた目標とズレが出ているチームもあるはず。それを見据えた冬の移籍補強を進めたチームもいる。そして始まるチャンピオンズリーグのノックアウトステージ!世界最高峰の戦いの舞台の幕がいよいよオープン。次回の定点観測では是非!マンチェスター・シティが勝ち上がっている話をしたい。
それではまた会いましょう!
コメント