【ヴィエラが仕込んだ罠】プレミアリーグ第10節 マンチェスター・シティ×クリスタル・パレス

サッカー戦術分析
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前節好調ブライトンを撃破したペップシティ。今節は今季からパトリック・ヴィエラ監督が就任したクリスタルパレス。少しづつ彼の色もチームに浸透し始めている印象。彼の持ち込んだペップシティ対策とは?

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それでは簡単ではありますが試合を振り返っていきましょう!

ヴィエラ監督が仕込んだ守備網

今季からクリスタルパレスの監督に就任したパトリック・ヴィエラ氏。彼はペップシティに対して仕込んだ守備網があった。

パレスはシティにボールを持たれると4-5-1で守備網を形成した。中盤の5人でシティの前進を妨げる狙いがあった。守備時右のIH気味に入ったコナー・ギャラガーが一つのキーマンに。彼に与えられた守備タスクはその豊富な運動量を活かして、中盤5人で前進を妨げる役割に加えて、前に出てシティのCBへ圧力をかける役割も担っていた。

パレスのこの守備ブロックの第一の狙いは、出来るだけ中盤の5人の選手の前でシティにボールを持たせること。第一の狙いを攻略されて中盤を超えられて押し込まれたらとにかく多くの人をかけてゴール前に固まる!これがパトリック・ヴィエラが用意したペップシティ対策だった。

この守備網が試合開始早々にスコアを動かすきっかけに!

シティがハーフライン付近でCBラポルトがボールを動かすとパレスは前述した通りに4-5-1で中盤に大きなブロックを形成した。そして5人の中盤からラポルトにギャラガーが一列前に出てボールへちょっかいを出しボールを奪取!そのまま前向きでザハがランニング。ギャラガーからパスを受けたザハが左足でシティのゴールに流し込んだ。試合開始わずか5分でゲームが動いた。

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退場、乱闘。

先制点を奪ったパレスは少し後ろに重心が下がっていった。シティが横幅を使ってパレスの4-5-1を横に揺さぶって押し込んでいったことも重なり、パレスが自陣のペナルティエリアにほぼ11人を並べてシティの攻撃を凌ぐ展開へと移り変わった。パレスのこの状況はまるで後半ロスタイムに1点を死守している!そんな状況に。何度もシティがパレスのペナルティ内に入りシュートを放つもゴールが奪えないじれったい時間が続いた。そして前半終了が近づく時、シティの最終ラインに長いボールが入ると、これに反応したザハが一気に裏抜け!それに対応したラポルトが後ろから倒すとファールの笛が。このファールでラポルトに提示されたカードはシティにとってはまさかのレッドカード。これでより厳しくなった状態でハーフタイムへ入ったシティ。

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しかしこれだけでは終わらずにシティの選手とパレスの選手が集まり言い合いに。乱闘!まではいかないものの、シティの選手たちのイライラが出てしまった状態でピッチサイドに戻っていった両選手たち。

1点をリードされ、しかも1人少ない状況で後半を戦わなくてはいけない状態となったペップシティ。こんなシチュエーションはあまり見ないということで、ペップが後半どんな采配をするのか、一人のサッカーファンとしては楽しみな気持ちも抱きながら後半のホイッスルを待っていた。

退場出しても姿勢は変えないペップシティ

ラポルトの退場により一人少なくなったペップシティだが、その攻撃的な姿勢は決して変わらなかった。後方はラポルトを削ったスタメンのDF3人で担当。そしてデ・ブライネが中央から右のワイド気味に入り、左のサイドにはフォーデンが。前線2枚にはジェズスとグリーリッシュが入る。3-4-2の様な配置でボールを保持するとカンセロが左の高い位置に上がり2-4-3の様な形になることも。前半と変わらずに攻撃的な姿勢を見せ、まずは同点!そして逆転する!という意気込みを感じた。

しかし中々パレスのゴールを割れずに時間の針が進む。1点をリードしていることもありパレスは無理に前に出ることはせず、ゴール前に多くの人を欠くことでシティの攻撃がスピード感を持ちながらゴールへ迫ることはできなかった。

後半先ほど述べたように右のワイドに入ったデ・ブライネ。ワイドのポジションは彼に任せるより適した選手は他にいるはず!と60分デ・ブライネに変えてストーンズを投入。右のワイドにウォーカーを入れてストーンズを最終ラインへ。より後半の配置チェンジに適した選手たちが配置された印象。

そして投入されたストーンズからシティに決定機が訪れた。最終ラインでボールを持ったストーンズから前線へロングフィード。そのボールを受けたフォーデンからペナに入ったジェズスへクロス!これをジェズスがタッチラインぎりぎりでボールに触れてゴールに流し込み同点!と思いきやVARにより取り消しに。このゴールが認められていれば結果は大きく変わったかもしれない…

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その後シティはパレスのブロックをこう略することはできずに、試合終了間際にカウンターから最後はギャラガーに押し込まれトドメを刺された。

おわり

パレスの守備網にかかって試合早々の失点。前半終了間際にラポルトの退場。しかしそれでも自分たちのスタイルを貫いた後半のペップシティの選手たちの戦いぶりは非常に勇猛果敢であった。同点に追いつき!逆転!という雰囲気を少ない時間でもホームのスタジアムにもたらしたのは素晴らしかったのではないだろうか。

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この敗戦で順位に変動はなかったが、首位のチェルシーとの勝ち点が5に開いてしまった。シーズンはまだまだ序盤。試練を乗り越えてペップシティは更にパワーアップするはずです!

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