【セリエA】ラツィオ VS ユベントス マッチレビュー

スポンサーリンク
サッカー戦術分析
Embed from Getty Images

セリエA 21節 ラツィオ vs ユベントス の試合のマッチレビュー
ユベントスが最後までラツィオの戦術に苦しめられる試合となった。この戦い方は他のセリエAのチームにもユーベとの戦い方で大いに参考になるような試合だったと思う。

スポンサーリンク

ラツィオ スタメン

Embed from Getty Images
  • 前節ナポリとの上位対決に破れ順位を下げた。
  • CL出場権争いは熾烈。首位を独走する王者ユーベ相手だが勝ち点が欲しい試合。
  • 好調インモービレ中心に攻撃を展開。17/18セリエA アシスト王のアルベルトが今シーズンは昨年のような活躍が出来ていないのがラツィオとして痛いところだろう。
  • システムは3-1-4-2

ユベントス スタメン

  • 20節終了時点で18勝2分無敗(リーグ最多得点・最少失点)首位独走中!
  • キエッリーニはベンチ。マンジュキッチはベンチ外と主力をうまく休ませている。
  • アッレグリ監督も試合前余裕の表情を浮かべていた。
  • システムは4-3-3 もしくは 4-4-2 のような布陣。

ラツィオのプレス

3-1-4-2

3-1-4-2の配置でユーベのボールを前線から奪いに行った。ユーベのフォーメーションに合わせて選手がボールにアタックできる配置になっていた。ハマるようになっている配置だった。
(いつもの基本配置にユーベの配置が噛み合っていたのか、それともユーベ用に合わせたのかはわからないが…)

明確な役割

  • ユーベの2CBにはラツィオの2トップがプレス
  • ユーベの両SBにはインサイドハーフの10番アルベルと21番ミリコビッチがプレス
  • ユーベの大外に流れるアタッカーにウィングバックの16番パローロと19番ルリッチがプレス
  • ユーベの中盤に落ちるディバラには6番のルーカス・レイバがプレス
  • ユーベのCR7はしっかり3CBが監視していた

これが本当に見事にハマってユーベのボールを何度も高い位置で奪い、攻撃に転換することに成功した。また、この試合のラツィオの守備意識は非常に高くプレスバック、トランジションの強度は高く、全員がハードワークしていた。

今シーズンこれほどまでに苦しんだユーベは見た事がない。後半の途中までシュートすら打たせない完璧な試合運びだった。
Embed from Getty Images

ラツィオ ビルドアップ

4vs2 数的優位を作る

始めユーベはディバラとロナウドでプレスをかけてきたがそれではラツィオの思う壺。3CB➕アンカー(ルーカス)でビルドアップするラツィオ。この時点で4vs2の数的優位の形でラツィオは余裕を持ってビルドアップをした。

前線6枚へロングフィード

数的不利に気づいたユーベはディバラ、ロナウドに加えて、D・コスタもプレスをかけて3CBに圧力をかけた。ユーベの中盤の選手も、ルーカスもビルドアップに参加する事と、3トップが前からプレスに行くのに続いてラツィオ陣内に侵入。

ラツィオは3CB➕アンカーの4枚だけで基本ビルドアップ。そうすると残りの6枚は前線に待ち構えている状況。

前からプレスにくるユーベに対して、GKにバックパス→ロングフィード、もしくは後方からシンプルに中盤を使わずに前線へロングボールを入れた。

そうすると必然的にラツィオはユーベ陣内で同数、もしくは数的優位でボールを競合うことに成功。人数の優位と、ユーベの中盤の間延びで、セカンドボールを拾える確率も高まりゴール前に侵入することに成功した。

ゴール前では前線の6人がいい距離感で絡む面白い攻撃を見せてくれた。

3CB➕アンカー(ルーカス)は後方に残ってカウンターに備えた。
機を見て3CBの左右のどちらは攻撃に参加し厚みのある攻撃を見せてくれた。

1点しか奪えなかった…

Embed from Getty Images

この流れの中で1点しか奪えなかったのが本当に勿体無かった。後半にやっと先制点を奪うも、前半で何度もあったビックチャンスを決めていれば、スコアに大差をつけてユーベに勝利していた可能性は大きかった。それほどこの試合のラツィオの守り、攻めは整理されていて、ユーベを苦しめていた。

スポンサーリンク

ユベントスの勝負強さ

本当にラツィオ相手に何もさせてもらえなかった。シュートすら後半の途中まで打たせてもらえなかったほど、ラツィオの試合運びは見事だった。

途中交代2選手の活躍

先制を許して、すかさず、ベルナルデスキーとカンセラを投入。その采配がズバリ的中した。

カンセラは同点弾と逆転ゴールとなるPKを獲得した。

ベルナルデスキーはマテュイディと代わり同じポジションに入る。いい動きを見せる。ラツィオはIHがユーベのSBへプレス、そしてウィングバックがSHにプレスをかけてくる。そうすると空いてくるスペースがある。

ベルナルデスキーはハーフスペースから外へ流れる動きで、右ウィングバックの裏でボールを受け1点目、2点目同様そこから仕掛けセンタリングをあげ得点に関与するプレーを見せた。ラツィオは疲れも影響してかそこのスライドが遅れてしまいベルナルデスキーを捕まえられなかった。

Embed from Getty Images

試合の総括

  • ラツィオの戦い方は本当に見事だった。今シーズンここまで王者ユーベを苦しめられたチームは他にはまだないだろう。しっかり整理された守りと攻めは本当に面白かった。
  • 1点しか奪えなかったのが敗因だろう。ゴールを奪うチャンスは本当に多く、大差で勝っていてもおかしくない内容だった。しかし王者ユーベに対して1点のリードだけでは少なかった結果になってしまった。
  • 本当にユーベは何もできなかったのではないか?内容を見てみると本当にストレスのたまる試合だっただろう。しかしそれでも勝ちきるのが今のユーベの強さだろう。ユーベの勝負強さをまじまじと見せられた試合でもあった。
  • これでリーグ戦無敗継続。ストップTHEユーベ。どこのチームが王者ユーベを止めるか?
試合結果
セリエA 第20節
ラツィオ 1ー2 ユベントス
得点者 ラツィオ:アルベルト
    ユベントス:カンセロ、CR7
スポンサーリンク
【ハイライト】ラツィオ×ユベントス「18/19セリエA第21節」

コメント