連勝中の両チームの戦い。ニューカッスルは前節マンチェスターCを撃破!勢いそのままにBIG6を撃破できるか?トットテムはニューカッスルの5-4-1をどう崩すか?マンチェスターCも1点しか奪えなかったそり立つ壁だ!
Embed from Getty Imagesトッテナム スタメン

- ケイン、アリが負傷と攻撃陣に不安が残る
- ニューカッスルの5-4-1をどう崩すか?
- ここ2試合逆転勝利と終盤での勝負強さを見せている!
ニューカッスル スタメン

- 前節マンC撃破勢いそのままに!
- 5-4-1のシステムがうまく浸透しはじめて来たか?
- ゴール前に人数をかけ守り、攻めはロンドンのフィジカルを活かすカウンター
ニューカッスル 5-4-1
守備

ゾーン2・3の守り方
ゾーン3、ゾーン2(トットナム陣内)では人数がかけられない場合はプレスに行かない。トランジションもせずに自陣まで帰還して守備陣形を整えた。
厚みのある攻撃ができた時やCK、ゴール前のFKの時などはそのままトランジションを仕掛け、高い位置でボールで奪う守り方を見せた。
ゾーン1の守り方
5-4-1でゴール前にバスを置く守り方。5レーンを埋め、ゴール前のスペースを埋める守り方。1トップロンドンだけは前線に残りカウンターに備えた。
守備ラインは高く設定せずにバイタルの前を最終ラインに設定した。これはカウンターを仕掛ける為でもあると見解している。トッテナムをゴール付近まで引き込み、カウンターを仕掛ける為。カウンターの為のスペースを生み出すためにもこのライン設定をしたのかなという見解。
案の定鋭いカウンターでトッテナムゴールを何度も脅かした。
何度かスパーズの攻撃でサイドをエグられるシーンもあったが最後はゴール前でしょ?と言わんばかりに、クロスに対して6、7人がゴールまで待ち構え幾度となくスパーズの攻撃を跳ね返した。
Embed from Getty Images攻撃
カウンターアタック
ロンドンが起点となるカウンターアタックが攻撃の中心。ロンドンのポストから、2列目のアツ、ペレスが勢いよく駆け上がる。2人の走力は大きな武器。
中盤でボールを奪えた時や、前線で時間が作ることが出来た時は5バックのウィングバックも攻撃に参加。縦に早いプレーでサイド攻撃を仕掛けシンプルにサイドからクロスをあげる。
ウィングバックへのサイドチェンジ

CBからウィングバックへ。ウィングバックからウィングバックへのサイドチェンジが効果的だった。トッテナムのDFラインは4枚なので必然的に大外がフリーになる。シンプルにウィングバックにサイドチェンジ。そこから縦に運びシンプルに迷いなくトップのロンドンめがけてクロスをあげゴールを目指した。
長いボールを正確に蹴れることはチームの武器になる。ミスなく簡単にキックしているようだが凄い高いスキル。やはり世界最高峰のリーグ。リーグの中位のクラブでも高いスキルを持った選手は沢山いる。プレミアムでプレーする選手にとってはこのレベルのスキルは当たり前なのだろう。
シンプルな攻撃だが、ポストを叩くシーンもあり、スパーズの脅威になっていたに違いない。
トッテナム 5-4-1攻略法
前節のニューカッスルの戦い方を分析して対策してきた印象。
両SBのポジショニング

両SBの右トリッピアーと左フェルトンゲンは高い位置をとり、前線の選手を押し上げてゴール前に厚みをもたらした。両SBはニューカッスルの最終ラインの高さまでとるシーンもあり、積極的に攻撃を仕掛けた。フェルトンゲンは前半だけでクロスを8本あげ、ボールタッチの数も両チーム合わせ一番だった。
再三サイドからクロスをあげるシーンはあったが、ニューカッスルのゴール前に張り付く選手に何度も跳ね返され得点を奪えなかった。
Embed from Getty Images5-4-1のシステムで挑んでくるのを分析した配置だった。
前線にはロンドン1枚だけなので2CBで守ればしっかり後ろのケアもできる。そうしたら両SBを高い位置にあげてゴール前の厚みをつくろう!という戦い方を採ったのだろう。
ハーフスペースへのランニング
ニューカッスルの5バックのウィングバックを、大外に釣り出して、空いたハーフスペースへパスを送りサイドをエグったり、
ボールを動かしながら、ハーフスペースへパスを送りサイドをエグった。
そこまでは何度もいくシーンがあったがやっぱり最後は跳ね返された。ニューカッスルも集中して守っていた。
ジョレンテとローズの投入
Embed from Getty Imagesスパーズもいくつもの対策をして攻撃を仕掛けたがニューカッスルの牙城を崩すことが出来なかった。そこでジョレンテを投入してゴール前に高さを加えた。ルーカスの速さから高さへシフト。190cm台の長身FWで攻撃を活性化。
後方からジョレンテ目掛けてシンプルにロングフィードでポストプレーで一気にゴール前へ攻め上がった。
そしてローズを投入して、ソン・フンミとジョレンテの2トップに変更。ローズが直接的な関与はしていなが、このシステム変更からゴールが生まれた。
後方からのジョレンテへのロングボール。ポストプレーで前向きのソン・フンミへ。最後はソン・フンミの突破からの無回転シュートでニューカッスルの牙城を崩すことに成功した!
試合の総括
- ニューカッスルの5-4-1は試合を重なるごとに得点を奪うのが難しいものになってきている。選手の連携が高まっていること、勝ち点を積み重ねられている事や、BIG6と同等に戦えてきているのが自信になりそれがプレーにも表れている印象。
- スパーズはそのシステムに対してしっかり対策をしてきた印象だが、やはり崩すのは容易じゃなかった。失点してもおかしくないシーンもあり、ギリギリの戦いだったのかもしれない。
- ジョレンテの高さは攻撃のいいアクセントになっている。前節やっと得点を奪えたが、それほど得点をしている訳ではないが、チームに与える貢献度が高いとポチェッティーノが言っているのが分かった気がする。
- ソン・フンミはもうスパーズの攻撃陣に欠かせない存在になっている。どんどん覚醒していく。これからもゴールを量産していくだろう。
プレミアリーグ第25節
トッテナム 1−0 ニューカッスル
得点者
トッテナム:ソン・フンミ
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